こんにちは!毎週水曜日ブログ更新担当の埼玉営業所のダブルアールです。私がお届けするのは他の曜日とは異色的かもしれませんが、私の入社から最初の半年間までに体験したエピソードを物語です。これから交通保安員や規制保安員の仕事を初めて挑戦してみようと思う人の参考になればと思います。それでは私の物語を楽しんでくださいね。
『ダンプ、ちょうだい!』
-50歳の新人保安員の期待と不安の180日間物語-
第12回:新潟遠征
(全24回予定)
東京オリンピック開催時期に経験した保安業務で一緒になった先輩方から新潟業務のお話を聞きました。北陸道で大規模な橋梁工事をしており、ジャパン・プロ・スタッフの県央営業所と埼玉営業所よりそれぞれ4名ずつ、通行止め班として新潟出張の業務がありました。オリンピック後にこの業務が再開されることになり、興味を持った私はワシントン所長に自分でも務まる業務なのか尋ねてみたところ、ポジションに空きがあるということで、新潟出張に行かせていただくことになりました。
業務内容は北陸道燕三条ICの入り口で車両内待機し、工事規制エリアで車両事故が発生した場合、現場へ急行して通行止めの規制を行うものです。現場へ急行する際は、高速道路でよく見かける黄色いパトロールカー(通称:黄パト)に乗っていくのですが、これを2名で12時間待機し、日勤組、夜勤組の2組で24時間体制の待機業務です。
交代時に必ず黄パトのエンジンをかけて車両点検を行います。普段、埼玉営業所の社用車を使用する前にも必ず車両点検として、方向指示器、ハザード、ライト、ブレーキ、バックライト、タイヤの空気圧、車両のボディをチェックしています。黄パトの場合はそれ以外に後続車に向けて注意喚起する電光掲示板があるため、その表示のいくつかを選択し、適切に点灯されるかどうかを確かめる点検も含まれています。さらに車両内には、通行止めをする際に必要な資材として、矢板、コーン、発煙筒、ライトが搭載されており、これらもチェックします。
この新潟出張期間中、私のパートナーを務められた先輩は4名いらっしゃいましたが、4名とも検定の資格を持たれた方々です。2名のうちの1名は必ず検定の資格が必要でした。中でもビューレン隊長(普段、隊長されていらっしゃるので、隊長と呼ばせていただきます)と一緒の10日間の業務は、最初はとても緊張しましたが、車両点検のあるべき姿を教えていただき、また待機中は高速道路の舗装工事に関するご指導をしていただきました。ビューレン隊長は厳格なイメージがありましたが、12時間一緒に毎日業務させていただくと、厳しいだけではなく、こちらの目線に合わせて業務外のことでお話ししてくださり、また業務後は、会社が借りてくれていたアパートでそれぞれの食事のために、キッチンを共有する時間を過ごすことができました。
12時間を先輩と車内で待機する新潟業務は私にとって、先輩との関係を深めることができたいいきっかけになりました。
次回は新潟出張中のオフの時間の過ごし方についてご紹介していきます。仕事の話はないですが、出張中のオフをどのようにして過ごしたかもこの物語に含めておきたいと思います。
次回に続く…。