こんにちは!毎週水曜日ブログ更新担当の埼玉営業所のダブルアールです。私がお届けするのは他の曜日とは異色的かもしれませんが、私の入社から最初の半年間までに体験したエピソードを物語です。これから交通保安員や規制保安員の仕事を初めて挑戦してみようと思う人の参考になればと思います。それでは私の物語を楽しんでくださいね。
『ダンプ、ちょうだい!』
-50歳の新人保安員の期待と不安の180日間物語-
第16回:意識改革! その1
(全24回予定)
長期の新潟出張から戻り、その後は街路の規制保安が多かった私ですが、少しこれには意図がありました。2か月近く夜間の高速道路の舗装業務から離れていた私は、この業務に対しての恐怖感のようなものを感じていました。その理油としては、高速道路の舗装工事の規制保安業務の全体像が把握できておらず、言われたことだけしかできなかったからです。というよりも言われたことでさえ、隊長や先輩の期待に応えることができなかったからです。また新潟に長期出張したことで、同期のアダムスさんや私よりも数週間後に入社された方々にずいぶんと差を付けられているだろうと不安になっていました。
ある夜、私は久々に夜間の高速道路の舗装工事にシフトインされていました。頭の中は不安だらけの状況でしたが、ここで意識改革を始めることにしました。高速道路の舗装工事においては、規制前に標識看板立ての作業があります。工事エリアから1500m先、1000m先、800m先…などにそれぞれ指定された標識の看板を立てる作業があるのですが、このシフトインをきっかけに独自のノートを作りました。新潟出張中にビューレン隊長から教えていただいた、どこにどんな標識看板を立てるのかというメモを残していたので、あらかじめ表作成して、具体的にどのキロポスト(高速道路の場所)に何の看板を立てるのかを明確にできるようにしました。
工事前に現場の監督さんと一緒にミーティングがあるのですが、この時に得られた情報を元に、私は自分が作成した表にどの場所に何立てるのかを記入しました。そして実際に高速道路に出てから、そのメモを何度も確認し、実際の場所に来ても先輩任せにしなくても看板を立てられるようになりました。
今ではこの表を作らなくても頭の中で計算して現場業務に向き合えるようになりました。
次回は意識改革!その2です。
次回に続く…。