県央営業所のh.boxです。弊社は海老名市に営業所を置き、保安業務、交通整理、街路規制、高速道路規制等を行う警備員(ガードマン)といった業務を承っております。
運転中、あちこちにある道路標識や道路標示。「なんとなく見てるけど、正確な意味までは覚えてないかも…」なんて人、けっこう多いのでは?
標識や標示は、交通ルールの“案内役”。意味をしっかり理解していないと、知らぬ間に違反…なんてこともあります。
今回は、見落としがちだけど大事な標識・標示をわかりやすくまとめてご紹介します!
【1】一時停止と徐行、ちゃんと違いわかってる?
赤い逆三角形の「止まれ」は誰もが知ってる有名な標識。でも、**白い逆三角形の「徐行」**は見落とされがち。
止まれ:一度必ず停止し、安全を確認してから進む
徐行:すぐに止まれる速度(おおよそ時速10km以下)で進行。停止までは求められてない
「止まらなくていい」ではなく、「いつでも止まれるように」なので、油断は禁物!
【2】車両通行止め?進入禁止?似てるけど別物!
赤い丸に白い横棒の「進入禁止」と、白地に赤丸の「車両通行止め」。見た目が似てるので混同されやすいですが、実は意味が違います。
進入禁止:その方向からの車両の進入が禁止されている(片側通行の逆走防止など)
車両通行止め:その道路自体に車両は入れない(どちら側からも通行不可)
とくに住宅街などで見かけることが多いので、きちんと意味を知っておきたいところです。
【3】道路の「標示」も意外と重要!
標識だけじゃなく、地面に描かれている「道路標示」も重要な交通情報です。
たとえば…
ゼブラゾーン(斜線のエリア):走っちゃダメ。危険回避スペースです
黄色の実線・破線:追い越しや車線変更の可否を示す(実線はNG、破線はOK)
矢印のレーン標示:右折専用・直進専用など、進行方向を明確に指示してる
とくに矢印レーンは、間違えて入ってしまうと進行方向が限定されてることが多いので要注意!
【4】補助標識、ちゃんと見てる?
標識の下にちょこっとついてる小さな看板、実はとっても重要。これが補助標識で、メインの標識に条件を追加する役割を持っています。
例:
「自転車を除く」→ 原付や車はNGだけど自転車はOK
「7:00〜9:00」→ 指定された時間帯だけ通行禁止
うっかり見落として通行したら、時間帯通行禁止違反で違反点数・罰金の対象に…。小さくても大きな意味があるんです!
【5】間違いやすい標識ベスト3!
最後に、実際によく誤解されてる標識をピックアップ!
① 「環状交差点(ラウンドアバウト)」
矢印がぐるっと円を描いているこの標識。「どっちが優先?」と迷いがちですが、環状内が優先なので、入るときはしっかり確認!
② 「歩行者専用」
自転車も通っちゃダメ?と思いきや、補助標識で「自転車通行可」とあるケースも。標識だけじゃなく、下の表示まで確認を。
③ 「駐停車禁止」と「駐車禁止」
黄色の×マークと斜め線マーク。
×:駐車も停車もダメ
/:短時間の停車はOK(人の乗り降りや荷物の積み下ろし)
微妙な違いだけど、交通違反の基準になるので要注意!
まとめ:標識は「読める」と運転がもっとスムーズに!
標識や標示って、慣れてしまうとつい流し見しがち。でも、正しい意味を知っておくと、無駄なヒヤリや違反を防ぐことができます。とくに初めて走る道では、標識が頼れるナビ代わりになりますよ。
運転歴が長くても、知識はアップデートが必要。たまには「標識再チェック」して、安全運転を見直してみませんか?