県央営業所のh.boxです。弊社は海老名市に営業所を置き、保安業務、交通整理、街路規制、高速道路規制等を行う警備員(ガードマン)といった業務を承っております。
運転していると、ついつい前の車にピッタリ…なんてことありませんか?
実はそれ、かなり危険。車間距離がしっかり取れていないと、ちょっとしたブレーキでも追突事故につながります。
今回は、「安全な車間距離」ってどれくらい?どうやって守るの?そんな素朴な疑問にお答えします!
【1】車間距離って、そもそもどれくらい必要?
道路交通法では明確なメートル数は決まっていませんが、車間距離を保持することが義務付けられています。
たとえば時速60kmで走っているときは、最低でも30〜40mは必要。
高速道路ならもっと広く取るべきです。イメージしにくい場合は、「前の車と2秒以上の間隔」がひとつの目安になります。
これを「2秒ルール」と呼びます。
【2】2秒ルールってなに?
とてもカンタン。前の車が電柱やガードレールなどの目印を通過した瞬間から「いち、にー」と2秒数えて、自分の車がそこを通過すればOK。
もし1秒しかなかったら、車間が詰まりすぎということになります。
悪天候や夜間、路面が濡れているときは3秒以上を意識するとより安全ですよ。
【3】ありがちな車間距離ミス
◉ 信号待ちでギリギリに詰めすぎ!
停車中も前の車に近づきすぎている人、けっこう多いです。
もし前の車が急にバックしたら…と思うと危ないですよね。
→前の車のタイヤが地面にしっかり見える距離が目安です!
◉ 渋滞で“ノロノロ詰め”してしまう
「早く進みたい!」という気持ちから、前に前にと詰めがちですが、無意味にアクセル&ブレーキを繰り返すだけで、燃費も悪化。
自動ブレーキが誤作動する原因にもなります。
【4】あおり運転と間違われることも…
前の車との距離が近すぎると、悪気がなくても「煽られてる?」と思われがち。
特に高速道路では、トラブルの原因にもなります。
「自分が急いでいなくても、前の人は緊張しているかも」と考えて、あえてゆとりのある距離を保つことが、今どきのスマート運転です。
【5】追突を防ぐ3つのコツ
2秒ルールを意識して走る
メーターより“時間”で距離を意識すると、実際の走行感覚に合いやすいです。
急ブレーキをしない運転
前の車が止まりそうなら、早めにアクセルを戻す。
これだけで余裕ができます。
イライラしない、焦らない
「抜かされた!」「遅い!」とつい気持ちが前のめりになると、距離も詰まりがち。
感情のブレーキも大事です。
【6】車間距離は「思いやりのバロメーター」
交通の流れをスムーズにするためにも、車間距離はとっても重要。広すぎてもダメ、詰めすぎるのはもっと危ない。
でも、適切な距離を保てば、事故を避けるだけでなく、運転自体がラクになります。
「安全な車間=安心なドライブ」。今日から少しだけ意識して、気持ちにゆとりを持った運転をしてみませんか?



